先日のアボカドちゃんに引き続き、今日紹介するCOCO家の植物は「胡蝶蘭」です。
4年前。美しく咲いていたピンクの花が全部落ちてしまい、葉っぱだけのさみしい状態で、応接室の片隅で忘れ去られていた胡蝶蘭。枯らしてしまうかもしれないけれど、ダメ元で育ててみるか!と、1つの鉢に埋められていた3つの株を家に持ち帰りました。
ネットで調べると、胡蝶蘭を栽培するには素焼きの鉢とミズゴケが必要とのことで、まずは近所の園芸店へ。ミズゴケなんて言葉を聞くのも初めてだったので、素人の私は店員さんに植え替えの仕方を習って、なんとか自分でやってみました。
その後、1年半の間は相変わらず葉っぱだけの状態が続き、「やっぱり花を咲かせるのは難しいのかな…」と思っていました。ところが2年目の春。1つの株に、何やら花芽らしきものが出てきたのです!つぼみがつき始めた時は、本当に嬉しくて仕方がありませんでした。つぼみが、1日1日少しずつあざやかなピンクになり、ぷっくりと大きく膨らんでいきます。
花が完全に開いた後はあまりに嬉しくて、自分だけ見ているのがもったいなく感じ、しばらく職場に飾らせてもらいました。みんなに自慢したかったのです(笑)。蘭って近くでよく見るととても綺麗で複雑な形をしていて、どうやってこんな風に形作られるのだろうと不思議になってしまいます。売り物の胡蝶蘭のように大きく立派ではありませんでしたが、自分で育てた花は何よりも愛おしく感じました。
蘭を育てる楽しみを知った私は、去年また1つ職場から蘭を引き取ってきました。今度は白の蘭です。
今年の春はピンクの2株が花をつけてくれました。今回は前回よりも花数が多く、丈も長くて、ますます立派です。どうやら私の家を気に入ってくれたみたいです。白の花は残念ながらまだ咲いていません。ピンクのように、2年目に期待しています。
今年も花が終わり、連休中に植え替えをしました。根っこが窮屈になっていたので、それぞれ一回り大きい鉢に引っ越しです。こちらが現在の様子です。↓
胡蝶蘭は水をやりすぎてしまうと根腐れしてしまうので、ミズゴケがしっかり乾いた頃に水やりをします。その点も、面倒くさがりの私にぴったりです。「蘭は育てるのが難しい」と聞きますが、直射日光に当てない、水をやりすぎない、乾燥・暑さ・寒さを避けるなど、基本的な環境を整えさえすれば意外と難しくない!というのが私の感想です。
来年は白とピンク、揃って咲いてくれたらな…と思う、今日この頃なのです。お祝いの贈り物としてよく見かける胡蝶蘭。みなさんも機会があったら一度育ててみてはいかがでしょうか?花が咲くとうれしいですよ!