金曜日。ひさびさの平日休みだったので、元々は天気が良かったらくじゅうに朝駆けしに行こうかと考えていましたが、天気予報は生憎の曇り。せっかく平日だし、普段できないことが何かないかな~と考えていたところ、ずっと行きたいと思っていた熊本市動植物園が頭に浮かびました。
熊本市動植物園は2016年の熊本地震で大きな被害を受けて、一時休園となっていました。少しずつ復旧が進み、部分開園を経て、2018年12月に全面開園されています。リニューアルされた展示もあって、ずっと行きたい…行きたい…と思っていたのです。
人の少ない平日で、最近少し涼しくもなってきたし、その上曇り空で絶好の動物園日和!ということで、母を誘って何年かぶりの熊本市動植物園へ行ってまいりました!
久しぶりの動植物園
母と私は張り切って、開園の9時に合わせて到着しました。
平日だからお客さんは少ないだろうと予想はしていましたが、なんと駐車場の車は私たちの1台のみ。ちょっと寂しい感じですが、人混みが苦手な私には嬉しい…!
受付票を記入して、手の消毒、マスク着用。コロナ対策を万全にして入園します。入園料は大人500円と超お手頃価格です。
中に入っても、お客さんがほとんどいない…平日、まだ開園したばかりで、そしてさらにコロナ禍だからでしょうか。お陰でゆっくり快適に動植物を見て回れそうです。ワクワク!
動物ゾーン 前編
クロクモザル
最初に目に飛び込んできたのは、クロクモザルの島。
周りに檻がなく、間近にその様子を見ることができました。手足と長いしっぽを上手に使ってロープからロープへとひょいひょいっと渡っていきます。見えてないはずなのに、自分の後ろにあるロープの場所をしっかりとしっぽで捉えるのにはびっくり。
リスザル
クロクモザルの隣には、リスザルの島がありました。ちょうど子供がおんぶされているところが見れました。可愛い~。ずっと見ていられそうです。
クロサイ
こちらはクロサイさん。大きい。めちゃくちゃ筋肉質。強そう。
となりのスペースの別のクロサイさんと井戸端会議してました。
顔をよく見ると、恐竜感がすごい!祖先はトリケラトプスかな???
アムールトラ
次は猛獣コーナー。
アムールトラ。
かっこいいいい!模様がとっても綺麗で、ほれぼれします。ちらっと見える肉球が猫好きにはたまりません。
まだまだ暑いのか、ちょっとお口が開いてました。
ライオン
百獣の王ライオンも暑さにやられ気味??
特にオスライオンのたてがみは、日本、それもこの熊本の暑さには辛そうです。でも、アフリカに住んでるから、実はこれくらいの暑さは普通なのかな?
もう少しで涼しくなるからね~!
マンドリル
マンドリルのコタローくん。
なんとも特徴的なお顔!そしてお尻は綺麗な赤と青のグラデーション。なんだか不思議な生き物だなあ。
落ち込んでるのか、体育座りして地面をいじっていました。笑
ホオジロカンムリヅル
こちらはホオジロカンムリヅル。
その名の通り、ほっぺは白く、頭の上には立派な冠が。羽のカラーセンスがとっても素敵な、おしゃれなつるさんです。
2羽のうち1羽は柵のすぐ前で座っていたのですが、立ち上がったと思ったらそこには卵が3つ!卵を温めていたんですね。
この後ちょうど2羽が温め係を交代するところを見れてラッキーでした。
癒しのボタニカルガーデン
一度動物ゾーンを抜けて植物ゾーンへ入ります。
今の時期はちょうど花の変わり目なのか、屋外の樹木や草木にはあまり花は見られませんでした。
しかし、植物ゾーンの中心にある花の休憩所はガラス張りの温室になっていて、日本ではあまり見られない植物がたくさん展示されていました。
この木、なんだかラピュタに出てきそうじゃないですか?石造りの柱とガラス張りの屋根に囲まれて、神秘的な雰囲気がありました。太陽の光に照らされて、緑が綺麗です。
幹にたくさんのトゲトゲがあって、途中がとっくりのように膨らんだ木(トックリキワタ)や、ガラスの天井まで届いた超巨大な葉っぱをもつバナナの木、アスパラガスの仲間の花など面白い植物がたくさん!とっても大きなサボテンなんかもありました。
花の休憩所の外に出ると、時計台の丘にはコスモスが植えられていました。もう少ししたら一面コスモス畑になって綺麗そうです。
私も小さい頃このコスモス畑で家族写真を撮って、それが年賀状の写真になったりしました。懐かしいなあ。
植物ゾーンも終わりがけのところで、桜の花が咲いているのを見つけました。
狂い咲きかな?と思っていたらこの桜、「十月桜」といって春と秋の2回花を咲かせるのだそうです。確かによく見ると他にもたくさんつぼみがついています。これから咲くんですね。
秋の桜、春とは違った趣がありそうです。涼しい中でのお花見も良いですね。
山に登って山野草の写真を撮るようになると、普段の生活の中にある植物を眺めることも好きになりました。ゆっくりと観察すれば、植物園だけで一日過ぎてしまいそうです。
また季節を変えて来てみたいと思います。
動物ゾーン 後編
動物ふれあい広場
続いてやってきたのは、動物ふれあい広場。今はコロナ対策のために動物とのふれあいは中止になっていました。
こういった動物とのふれあいコーナー的なものが大好きな私にはとっても残念です。でも、種類によっては動物にもコロナは感染するとのことなので、仕方がありません。
羊やヤギの皆さんは木陰でお休み中。大きな垂れ耳の黒ヤギさんだけは人懐っこくて、私たちに近寄ってきてくれました。可愛い。
アフリカゾウ
この日一番楽しんだのは、アフリカゾウのコーナー。マリーちゃんとエリちゃんです。尻尾が長いのがマリーちゃん、短いのがエリちゃん。
アフリカの動物だから暑さに強いのか、ダレてる動物が多い中2匹のゾウさんたちは元気に動き回っていました。
鼻も長いけど、耳も大きい!耳には血管がたくさんあって、耳をパタパタすることで熱を逃がして体温調節するのだそうです。確かに耳にうっすら血管の筋が見えています。
近くのベンチに座ってしばらく眺めていたら、飼育員さんたちが出てきて、フンの掃除をし始めました。ゾウと同じ場所に一緒に入っても大丈夫なんだ!とびっくりでしたが、ゾウたちが甘えるように飼育員さんたちを鼻でつついたり、足に鼻を絡めたりしている姿にさらにびっくりしました。
マリーとエリ、飼育員さんラブ!!可愛い!
掃除の後はおやつタイム。2匹とも嬉しそう!
それぞれお気に入りの場所があるのか、わざわざ別の場所まで木の枝を移動させて食べ始めました。
よく見ていると、2匹で食べ方が違う!片方は足で大きな枝を抑えて、小さな枝を鼻でひねりちぎってから口に運ぶのですが、もう片方は鼻で大きな枝を口元に持っていって、直接口でちぎって食べていました。ゾウにも個性があるんですね~。面白い。
それにしても器用に鼻を使っています。あまりに器用すぎて、途中から鼻が手に見えてきました。
マリーとエリのプロフィール。来園日を見て、さらにびっくり。1984年てことは32歳の私より年上!?
この2匹は私が小さい頃に見ていたゾウと同じゾウなのだということに、母と私はたまげて2人で顔を見合わせたのでした。
マサイキリン
アフリカゾウのお隣は、マサイキリンの秋平(しゅうへい)くん。
こちらもタイミング良く、モグモグタイムでした。秋平くんはゾウのマリーとエリに比べるとだいぶ若い、平成生まれの若者ですね。
キリンも首は長いし、模様は独特だし、変わった生き物だなあ~。普段良く知っている気でいますが、実物を見ると、こんな体をしてるんだ!と、改めて色んな発見があります。足なんか、ルーズソックス履いてるみたい。
1匹で寂しいけど、元気で立派な男の子に育ってね~!
アカカンガルー
次はカンガルー。
テレビで良く見ますが、ほんとにオヤジみたいなくつろぎ方してるんです。
表情までオヤジ!ちゃんと目を開けて!!って言いたくなる…。
この子にいたっては、わざわざ私たちの前に来て、ジーッとこっちを見つめた後、背中カイカイしてまた立ち去って行きました…。ふてぶてしいヤツらめ。
でも、それが可愛いんですけどね。
シマウマ
シマウマちゃん。当たり前だけど、立派なゼブラ柄。
キリンといい、シマウマといい、なんでこんな綺麗な模様をしてるんでしょう。
人間からしたら草原の中でものすごい目立ちそうな気がするけど、この方が自然界の中では目立ちにくいんだろうなあ。とっても不思議です。
チンパンジー
ここはチンパンジー愛ランド。
島が森みたいになっていて、チンパンジーも過ごしやすそうです。
ここでもタイミング良くモグモグタイムが始まりました。色んな所にエサがしかけてあります。なんだか宝探しみたいです。
高崎山のお猿さんみたいに、エサの取り合いになるのかなと思っていたら、チンパンジーたちの動きは意外とスローでした。持ちきれないくらいたくさんのエサを手に持ったり、口に入れたりして、ぽとぽと落としながらどっかに運んでました。好きな場所でゆっくり食べるんだろうなあ。
島の真ん中の棟の上にもエサが仕掛けてありました。一匹のチンパンジーが独り占め。全部食べ終わったらさっさと下に降りていきました。
動物もお客さんも楽しめるように、色々考えてあるな~。飼育員さんたちすごい。
シロクマ
シロクマのマルル。
まだまだ暑いから、ぐったりしているかな~と思いきや、ものすごい元気に陸を端から端まで何度もいったりきたりしていました。
横の小窓から見ると、ますます迫力があります。私たちの目の前でUターンして、また向こうまで行ったら戻ってくるの繰り返し。見回りしてるのかな?
水の中を泳いでる様子も見てみたかったな。
カピバラ
やってきました!私の大好きなカピバラさん!
前に来た時にはなかったので、リニューアルで新しくできたエリアだと思われます。
このフォルムと、なんとも言えない表情に癒されます。大きなネズミだと言われるとイメージがあんまり良くないですが…カピバラはカピバラです!
少し奥まった柵の中には子カピバラたちの姿が。これまた可愛い。
カピバラって撫でると気持ちよさそうにするんです。一度カピバラとふれあって以来、その魅力のとりこになってしまいました。この動物園ではふれあいはできないので、今回は近くから見守りました。それでも、見ているだけで癒されます。
ニホンザル
ニホンザルも大好きな私。大分の高崎山自然動物園はリピーターで何度も訪れています。ここも新しくできたエリアのようです。
おサルのエリアは木陰があって、涼しげです。小さな赤ちゃんも見れました。
おサルは人間に近いからか、顔つきの違いが分かりやすい!名前と性格、群れの中での立場などを説明したパネルがあったので、これがあの子かな???と実物と見比べていました。
「この子、おじいちゃんみたいな顔してるね」と話していたら、パネルで見ると実は女の子だったりはしましたが…。
大人も楽しい 動植物園
この他にもたくさんの動物たちが展示されていました。
動物園って、大人になっても楽しい!子供の時とは違った色んな発見があって、今だから感じる面白さがあります。
時間がある時はまた来よう~っと。
熊本市動植物園は熊本市の江津湖のすぐそばにあって、園内からも湖の一部を眺めることができます。
遊歩道も整備されていて、この日も散歩やサイクリングしている人たちを見かけました。コロナの前は動植物園で江津湖を巡るレンタサイクルもしてたみたい。とっても気持ちが良さそう。
そして、この遊歩道はゾウやキリンのエリアの真ん前なので、実は園の外からも中の動物を見ることができるんですよね。ここもいつか歩いてみたいな。
遊具コーナーには私が小さい頃にはなかった水の上に浮かんだ船のジェットコースターのようなアトラクションもできていました。空飛ぶブランコは好きで良く乗ってたなあ。それから、動植物園と言えばモノレール、という記憶があって、相変わらず頭の上のレールを通る姿も懐かしく感じました。
母と歩いていて、昔を思い出す良い時間にもなりました。
これだけ動物や植物を見れて500円って、とっても安い。もっと値上げしてもいいんじゃないかと思ったくらい。
ゆっくり静かに動物を見れたのは快適だったけど、人の少ない園内はちょっと寂しかったです。もっとたくさんの人に来てもらって賑わうといいなあと、数年ぶりに訪れた身ながら思ったのでした。