山登りの道具

カピカピになったヌバックレザーの登山靴を磨いてみた!

 約2年半前に、2代目の相棒として購入したヌバックレザーの登山靴。新品のヌバックがもつ、毛羽立ったような皮の質感が気に入って選びました。

 登山用品店の店員さん曰く、「お手入れはこのスプレー1本で出来ますよ」ということで、皮用の防水スプレーを一緒に購入。それから2年半の間、私はその店員さんの言葉を信じ、山に行って靴が汚れると、まず水洗いをした後、そのスプレーを振りかけて満足していました。

 でも、日が経つごとになんだか靴の表面がカピカピに乾燥していく一方…。なんか間違っている気がする!!

 そこで、インターネットで調べてみると…ヌバックレザーの登山靴はきちんとした方法でお手入れをしないと、なんと3年しか持たないのだそう。店員さんの嘘つき!!(ちゃんと調べない自分も悪いのだけど。)

 これはまずい…ということで、思い切って登山靴専門店からお手入れセットを購入し、可哀想な状態になってしまった靴をワックス加工してみることにしました。

 まずは、メンテナンスの手順書を熟読。ジェル、ローション、ワックスなどを丁寧に塗りこみ、とにかく磨きまくって、2日間乾燥させる。この行程を繰り返すこと、なんと3回。手間はかかりますが、1回磨き終わるごとに、皮が見違えるようにピカピカ・ツヤツヤ、そして深い色合いになっていきました。

 驚きのBefore→Afterはこちらです!!

↑【Before】 ワックス加工前の状態

↑【After】 3回のワックス加工後 ピカピカに!

 もはや、別物に生まれ変わりました~!!新品の頃の毛羽立った風合いはなくなってしまいましたが、その代わりに皮独特の深い色・ツヤが出ました。ワックスを塗っているので、水は玉になって弾かれます。

 そして何より、何度も何度も自分の手で磨き上げていくことで、愛着がどんどん増していきました。早くこの靴を履いて、山に出かけたい気分♬まるで、新しい靴を手に入れたような気持ちです。

  つま先周りの痛みは他の部分よりもひどく、ガタガタが少し残ってしまいましたが、それも色んな山を歩いた後の味かな?と思っています。これからは痛む前に、こまめにお手入れをしなければ!

 生まれ変わった相棒くん。これからもよろしく!

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